車輪止め(車留め、輪留め)です
大型自動車となるとブレーキの方式がそもそも一般乗用車とは違う空気駆動方式なのです
近年では設計の見直しによって事故は減りましたが、少し前までサイドブレーキのかけ忘れや、空気タンクからの空気漏れによってサイドブレーキが効かなくなって、走り出すという事故が多発していました
当然ながら業務上の不備や整備不良にあたるわけですから死傷者や器物破損が出ると賠償責任になります
そこで各企業は自衛のために車輪止めの使用を大型車ドライバーに徹底させたという経緯があります
ちなみに従来の大型車サイドブレーキは圧縮空気を送り込むことによって作動させる構造でしたが、近年では圧縮空気を抜くことで作動させる構造になっており、大型車の空気系統が故障するとサイドブレーキが自動的に作動するようになっていて安全です