CPUメーカーがラインナップを複数用意する方法は3つある。
1つはクロック。同じように製造しても高いクロックで回るダイと低いクロックでしか回らないダイが生まれるため、高いクロックで回るものを高価格で、低いクロックでしか回らないものを低価格で販売する。
2つ目は設計上のコア数。8コアを売りたいならコアを8個入れた設計をする。12コアを売りたいなら12コアを入れた設計をする。当然ながら8コアより12コアのほうがダイサイズは大きくなり製造コストは上がるため、8コアをたくさん売りたいなら8コアを初めから設計して8コアを作ったほうが儲かる。12コアを作って4個オフにして8コアとして売ったのではもうからない。
3つ目は不良品に値段をつける場合。12コアで設計した商品はとうぜん12コアで売りたいが、残念ながら不良品で12コアで動かない場合がある。その場合は8コアなら何とか動くのであれば捨てるよりはマシということで8コアで売る。8コアの設計で作ったものより原価は高いが捨てるよりはマシなのでそうする。
2つ目と3つ目がダイサイズと性能の違いを分かりにくくしてるのだと思われ。