大胆かつ繊細なキャラデザが動き出す多幸感…高橋渉監督『トリツカレ男』から伝わる、シンエイ動画の貫禄と挑戦
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だが、近年ではテレビアニメ「からかい上手の高木さん」や「僕の心のヤバイやつ」の制作をはじめ、「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ」の企画制作などといったファミリー向けにとどまらない作品を世に送り出していることはご存じだろうか。
そこに追い風を加えているのが既存のテレビシリーズの映画化とは異なる単発の劇場アニメだ。戦時中のこどもたちの日常芝居を丁寧に積み上げることでリアル感を高めた『窓ぎわのトットちゃん』(23)、実写で撮影した映像と音声をもとにアニメーションを作り上げた『化け猫あんずちゃん』(24)などを制作。そのクオリティの高さから数々の映画祭にも出品され高評価を得ている。また今冬には各界のクリエイターが絶賛する戦争マンガをアニメーション映画化した『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』(12月5日公開)の公開も予定されている。