【数土直志の「月刊アニメビジネス」】配信時代が引き起こしたリメイクアニメブーム : ニュース - アニメハック
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”2000年代のアニメビシネスは、DVDやブルーレイといったビデオソフト販売が中心であった。深夜帯で個性的な作品を放送して、ビデオソフトを購入する数万人のファンがいれば収益化は可能という手堅いビジネスでもあった。そのため新しい企画、オリジナル、先端的な表現の作品が入りこむ余地がある。”
”結果として、各社は“ヒットした作品”を購入するのでなく、“ヒットしそうな作品”を購入する。購入価格も実際のヒットでなく、ヒットするかの期待値で判断される。
そこで確実にヒットする保証がある作品、あるいは現在人気が集中するジャンルの実績が基準となる。これまで多くのヒット作を生み出した「週刊少年ジャンプ」連載マンガや、人気ジャンルの「異世界もの」などの購入価格が高くなる。
そうした作品では国内外の放送・配信前のプリセールスの段階で、製作費回収が終わっているケースもある。つまり作品がその後ヒットしてもしなくても、黒字作品となる。”