「ブラッククローバー」に「異世界おじさん」…アニメの放送休止・延期がなぜ続く? 「日本のアニメ業界がいまだに手描きの原画に頼ることが…」 | 文春オンライン
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国内のアニメスタジオは主に、動く絵のベースとなる「原画」(キャラの表情や動きのキーとなる絵)と、その原画と原画の間をつなぐ「動画」(その1枚1枚を中割と呼ぶ)の一部を制作するが、動画の大部分の制作や、それをスキャンしコンピューターに取り込み色をつける「仕上げ」作業を、海外、特に中国に発注してきた。
つまり中国で動画・仕上げ作業(以下「動仕」)が完了した素材が届かなければ、その後の撮影・編集などは進められない。アニメを作る工程の終盤にあたるこれらの作業がコロナ禍でストップしたため、今になって放送の休止・延期が相次いだようだ