「パナ、録画用BD生産完了」から考える「録画」文化の衰退【西田宗千佳のイマトミライ】-Impress Watch
https://www.watch.impress.co.jp/docs/series/nishida/1474070.html
ただ、この縮小は、「記録用ディスク」市場にとっては想像以上に厳しいものである。
なぜなら、「録画したものをディスクで残す」という市場が、いまや日本くらいにしか存在しないからである。
「録画」という文化は、家庭用ビデオデッキとともに生まれた。8mmフィルム(「フィルム」であってビデオでない点に注意)で記録するとか、音声だけ録音するなどの方法論もあったが、まあここでは省く。とにかく、1975年に「ベータマックス」が、1976年に「VHS」が生まれ、家庭に対して本格的にビデオデッキが普及していくことで、「テレビ番組を録画する」「録画した番組をライブラリとして残す」という文化が生まれたわけだ。
そういう意味では、現時点で「録画文化」は50年弱の歴史、ということになるだろうか。