“ダンスミュージックなどで「グルーヴ感がある」と言いますけれど、グルーヴというのはもともとはレコードの溝のことを言うんですよ。
──へえ。それがどうしてサウンドのノリを表すニュアンスになったんでしょう?
レコードの溝は波模様にカットされていて、その溝をレコード針でトレースすることで再生されます。おそらくですけど、そのうねっている溝に針がきちんとハマって再生されたときに、「このレコードの溝いいね」と言っているところから「グルーヴ感のある音楽」という使われ方をするようになっていったのかなと思いますね。”