引用ですが、
動きすぎないというのは、自分を他者に関係づけすぎないということです。が、動かないのではない。
他所へ、他者へ関心を向けるのをやめて「ひきこもり」に徹しようというのではありません。
動かないのではない、「すぎない」くらいに動くのです。
関係=接続を過剰化はしない。
それは、世界のすべてにつながろうとしないことであり、また、そもそも世界のすべては(潜在的に)つながっているという世界観を放棄することになるでしょう。
諸々の関係が、あちこちで「ある程度は」切断される。
【じんぶんや第93講】千葉雅也選『切断と接続のスタイル』
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