サンザイファンタジー11
「バックスペースエフエム」
iPhoneから、誰かが喋りだした。
「何用だ?私は、賢者マツオ。ポッドキャストの力を手にし者よ、何かお困りかな?」
iPhoneから賢者マツオの声が聞こえてきた。
「‥ドリキンだな?最近噂の、散財の力を操る勇者。そうか、ついにこの力を手にしたのだな。何か聞きたい事があるのだろう?」
勇者ドリキンは、盟友ケントの事を話した。
「なるほど。‥今のお前には封印は解けない。そして、今いるサンフランの地も救えない。散財の力しか持たない勇者よ、散財が全てではない。人々に夢と希望を与える散財が出来てこそ、真の勇者!」
勇者ドリキンは、散財以外の力の事を聞いた。
「ゴタンダに来るのだ。ここにはその力を持つ守護神がいる。 ここには次元を司るデジスタル、サーバインタネスがあり、それを守る守護神がいる。とにかく、ゴタンダに来なさい。」
勇者ドリキンは、言われるがままゴタンダと言う地に行く事になったのだが‥。
「あの人、コーヒー置いてどっか行っちゃった」
Wi-Fiを教えてくれた人が、勇者ドリキンを見送った。
サンザイファンタジー10
ついに、iPhoneを手に入れた。
さっそく、ポッドキャストの力を使おうとしたのだが。
《Wi-Fiに接続しておりません》
何と、Wi-Fiと言う謎の力が必要だと画面に出てきた。
勇者ドリキンは思った。
さすがはAppleの祠、全部教えてはくれない。
自分で何とかする、それがiPhone。
勇者ドリキンは新たな力、Wi-Fiを求め再び歩いた。
しばらく歩くと、旅の休憩場スタバにたどり着いた。
さすがに歩き疲れたので休憩する事にした。
勇者ドリキンは思った、こんな時に便利な乗り物があればと。
スタバで休憩する勇者ドリキン、ここで思わぬ展開が待っていた。
隣にいた人にWi-Fiの事を聞いた時だった。
「Wi-Fi? そんなもん、このスタバにもあるよ。ほら、あのマーク見えるだろ?あれはWi-Fiの紋章さ。スタバは、Wi-Fi契約してるからね。」
なるほど、Wi-Fiとは契約して使う力だったらしい。
さっそく、iPhoneにWi-Fiの力を入れた。
これで、ポッドキャストの力が使える。
早速、ポッドキャストの力を解放した。
キャラクターと共に生き、キャラクターと共に物語る、物語の中で生きていく!化かしのキャラクター作家!その名は たぬQ。
散財はできないけどガジェト好きな、クリエイター。
あっ私、人間に化けてるタヌキですので、化かされないよう、お気をつけ下さいポン。