ep8「銃声」の完成度が特に凄かった。
デンジ君がベッドで寝返りをうつ何気ないシーン、実写のカメラのパンのようになめらかに動く。あんなシーンはアニメで観た事がない。ちょっとした構図に繊細な気遣いがあって作品全体が緻密な交響曲のようだった。
技術的な点以上に、時代の空気感と漫画ならではのカタルシスを見事に融合している。
日本のアニメは日本固有のマーケットに縛られ過ぎて地域的普遍性がないと言われていたけど、MCUやハリウッド的文脈よりも、狭くて深い穴を掘り続けた結果、ここまで到達したんだなぁって感動した