『キングコング対ゴジラ』の4Kリマスター版
1970年の短縮版公開時に、カットされたオリジナルのネガが紛失、90年代に一度見つかるも再紛失
つい最近まで、完全な状態でみれなかったのだ。
1. **カットネガの発見**:
- 2016年に、ロール1部分に相当する約23分のネガフィルムが新たに発見。これにより、全10巻のネガが完全に揃い、全編を4Kスキャン・レストアすることが可能となる
2. **デジタルリマスターの実施**:
- 発見されたネガフィルムを基に、4Kスキャンを行い、デジタルリマスターが実施されました。この作業は約10人の担当者が3ヶ月をかけて行い、傷や汚れを消す一方で、特撮のピアノ線など当時の技術は意図的にそのまま残し、音も当時の空気感を守るためにうっすらノイズを残しました。
3. **完成と公開**:
- 修復された4K版は、東宝の特技監督であり本作品に特撮技術班の助監督として携わった中野昭慶に「まるで最初の試写を観ているようだ」と賞賛されました。その後、2016年7月14日にスカパー!4K総合での放送やTOHOシネマズ新宿でのイベント上映