中3の読書感想文とは思えないくらい素晴らしい
中三の夏は、苦しい。進路に悩み悶え、苦手な数学の難問に脳を抉られる。倦まず弛まず日進月歩している実感と裏腹に、上には際限なく上がいる現実に、心が折れかける。偏差値と思い描く将来を天秤にかけ、眼前に霧がかかったような息の詰まる熱帯夜に、リビングから聞こえた録画番組の姜尚中さんの一言が、私を一冊の本との再会に導いてくれた。「悩んだ時期にフランクルを読んだことが、後の自分のバックボーンになったのです。」
https://mainichi.jp/maisho/articles/20230203/kei/00s/00s/004000c