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睡眠について 

睡眠には身体的休息のみならず、脳内における様々な機能のバランスを回復させ、記憶を定着させる役割があると考えられている。
睡眠は脳機能をリセットする過程であり、このために積極的に睡眠を引き起こす睡眠中枢が存在する。
睡眠はノンレム睡眠(徐波睡眠)とレム(急速眼球運動)睡眠がある。入眠はノンレム睡眠で始まり、約90分周期でレム睡眠が出現する。

1)ノンレム睡眠
大脳皮質の急速期であり脳波によって4段階の深度に分けられる

2)レム睡眠
成人では一晩のうちに3-6回発生。成長と共にレム睡眠は短くなり、高齢者ではノンレム睡眠時間も短くなり、睡眠深度も浅くなって、夜中にしばしば覚醒するようになる。
レム睡眠時には全身の骨格筋は弛緩し、心拍数や呼吸数は増加して不規則になり、急速な眼球運動が見られる。夢を見たりするのもレム睡眠の時期である。
レム睡眠の意義はいまだ解明されていないが、熟睡感を得るには十分なレム睡眠が必要。通常の睡眠薬ではノンレム睡眠だけが長くなるため、また高齢者でもレム睡眠が短縮するため、熟睡感が得られにくい。

標準PT・OT学 専門基礎分野生理学第4版 医学書院

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