重い腰を上げて、ようやく大切なお皿の金継ぎに取り掛かります。金継ぎキットは昨年の11月に購入していたというのにね。まずはひび割れたお皿を割って、前処理として割れ目の角を紙ヤスリで擦る面取りということをします。今晩は片側のみ。面取りとは機械工学では一般的な用語らしく、角がなくなる安全性向上のほか塗装品質の確保ができるようです。直角の角にはインクなど塗料は乗らないですからね。なるほど、経験値増えました。
本日は割れたお皿のもう片側の面取りをしました。紙ヤスリでお皿のような硬さのものを磨けるんですね。ツルツルになって気持ちがいいですよ。一度合わせてみるといい具合です。続きが楽しみ。
金継ぎ作業3日目。割れたお皿の接着作業に入ります。ここで初めて漆を使うので、作業に臨む為に勢いが必要でした。ただヤスリがけをするのとは訳が違いますよね。小麦粉に水分を含ませて生漆と混ぜることで接着剤が出来上がります。写真のようにネバネバです。
割れたお皿の接着自体は、15分くらいで終わりました。時計を見ていなかったので定かではないですが、漆の臭いを我慢しつつも長い作業ではなかったはず。しかしその後の片付けは漆に手で触れないように恐る恐る行っていたので時間がかかりました。菜種油でパレットやヘラなどを綺麗にして、消毒用エタノールで油分を拭き取ります。繋げたお皿はマスキングテープで固定をして漆風呂に入れて一週間ほどくっつくのを待ちます。
前回から随分と時間が経ってしまいましたが、割れたお皿が接着できたので、次は欠けた部分を修復しておきます。これは刻苧(こくそ)という生漆をもとにして配合したもので無くなった部分を補填します。1日程度で固まるそうですが、作業から一週間が経ってしまいました。今日はそのやすりがけです。
金継ぎの昨日の作業は、本日速やかに穴埋め作業に入れるようにするためでした。砥粉と水と漆を混ぜたものを筆で塗り、小さな穴を埋めて、接合部分を平らにしていく作業です。きっとそういうことだと思います。酸化しているのか、塗ったらすぐに固まった気がしますね。一晩漆風呂の中に置いて、次は水研ぎをするそうです。
本日の金継ぎ、水研ぎ。100番のやすりで水をつけながら錆漆をきれいにしていきます。接着部だけを磨くような指示がありますが、こんな細い領域だけをどのように磨けと😅この作業は今までの中で一番辛い。時間がかかって実はまだ終わっていない。そして何より神経を使います。気をつけていたにもかかわらず、結果お皿は傷ついてしまいました。作業をした味として残ってもらうしかないですね🥲明日は引き続き磨きますが、この後は黒漆を塗って、それも水研ぎをするらしい。これは気が重たい。
黒漆塗りました。完成が近づいてきました。今回使った漆には小麦粉が入っていないためか、穴や溝は全く埋まりません。今冬単純に、黒くなっただけですね。次は例の水研ぎ作業をして、その後は赤色の漆を塗ります。それが固まる前に金粉を擦り付けるのです。楽しみですね。
金継ぎの最終工程です。磨いた黒漆の上に紅色の漆を塗り、完全に固まる前に金粉を擦り付けます。ついに完成形が見えてきました。漆風呂で1日以上寝かして、一度食器用洗剤で洗えば完成です。楽しみ。
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前回から随分と時間が経ってしまいましたが、割れたお皿が接着できたので、次は欠けた部分を修復しておきます。これは刻苧(こくそ)という生漆をもとにして配合したもので無くなった部分を補填します。
1日程度で固まるそうですが、作業から一週間が経ってしまいました。今日はそのやすりがけです。