Galaxy Buds Live は非耳栓型なので、外の音はほぼそのまま入ってくるのが必然であり、むしろそれが特徴ですらあります。したがって音楽等に聴き入りたいなら静かな場所で使うのが大前提。つまり本機のANCは、静かめな場所であっても、気になる低周波数ノイズがあればそれを抑えるのに用意されていると考えるのが自然だと思われます。
これは、AirPods Proのように耳栓型+強力なANCで、騒々しい場所であっても静粛さを得ようとするのとは根本的に異なることを意味するわけですが、そこを理解せず、ただ「ANC」というだけで短絡して効果が薄いと難癖をつけている評価が多くて辟易とさせられます。😢
一方で、その風変わりな形状の性格上、装着感が耳の形に左右されがちなことと、それと同根で適切な装着が意外と難しいことはきちんと指摘すべきかとも。スピーカー穴の場所を把握し、適切に外耳孔に向くよう本体を耳甲介腔に収めないと、音質はおろか音量やANCの効果までの一切が保証されない印象です。(おそらくはウリの一つである通話品質 ~音質ではなく、騒々しい場所で発話のみを相手に伝える性能~ も劣化するはず)