顎関節症について2
日本顎関節学会では、一般開業医の先生のための診療ガイドラインを作成しました。その結果は、顎関節症患者において、症状改善を目的とした咬合調整は行わないことを推奨する。(GRADE 1D:強い推奨 / “非常に低”の質のエビデンス)。論文検索:2011 年 12 月 4 日まで
咬合調整は、一度削ると元に戻すことが困難です(天然の歯の場合は、元に戻りません)。また、重篤な症状のきっかけになることがあります。そのため、日本顎関節学会は、初期治療として咬合調整は行わない方が良いとしました。初期治療以外で行う場合も、十分な説明を受けて、
文書での同意を行ってからおこなうことを、お薦めします。