フォロー

顎関節症について 

日本では日本顎関節学会が顎関節症の疾患概念を表 III-1 のように定義しており[日本顎関節学会 1996・1998]、下位分類として 5 つの症型を定めている[日本顎関節学会 2001]。本診療ガイドラインでは、表 III-2 の鑑別診断で注意すべき臨床症状に注意して鑑別診断を行うものとする。
表 III-1:顎関節症の診断基準(日本顎関節学会 1998 年)
顎関節や咀嚼筋等の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とし、類似の症候を呈する疾患を除外したもの。

表 III-2:鑑別診断で注意すべき臨床症状[黒崎・杉崎 2007]
(1)開口障害 25mm 未満
(2)2 週間の一般的顎関節治療に反応しない、または悪化する
(3)顎関節部や咀嚼筋部の腫脹を認める
(4)神経脱落症状を認める
(5)発熱を伴う
(6)他関節に症状を伴う
(7)安静時痛を伴う

ログインして会話に参加
グルドン

Mastodon は、オープンなウェブプロトコルを採用した、自由でオープンソースなソーシャルネットワークです。電子メールのような分散型の仕組みを採っています。