むかし、ある所に1人の桶屋がありました。
ある朝、外に出て仕事をしておりますと、山の方から『一つ目一本足の機械』を持った恐ろしい怪物がやって来て、桶屋の前に立ちました。
桶屋は震えて、これが最近話に聴く山父だなと思いました。そうすると怪物は、
「おい桶屋、おまえはこれが山父というものだろうと思っているいな」と言い当てました。
これは大変だ、こっちの思っていることを、
すぐに言い当てると思いますと、
「お前は思っていることをすぐにサトられるから大変だと思ったな」とまた言います。
#散財力の高い童話