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要は今は機材が充実してトレースしやすくなってるんだよね

まあもちろん、トレパクではなくオマージュ、パロディなのであって、パロディやコラージュは芸術である、ということがそもそもあまり認知されてない

そういう、モチーフを大胆に(そのまんま)引用しながら、そこに精緻な描写を重ねていって新しくするという点で、まああれよ。トレパク的な視点で考察したら多分ミリ単位どころかコマ単位で一緒のものが結構出てくるはず

ガンバスターというかマシーン兵器のデザインはあの時代でもすでに古かった。というか、当時はカトキハジメのようなリアル指向のメカデザイン全盛期で、敢えてロボットものの原点回帰として古めかしいデザインのロボットに松本零士作品のようなアナログなメーターを満載したコクピットにした。要は、マジンガーZやゲッターロボを真面目に作ろうとしたらどうなるかという視点で設計されている。そこがさりげなかったから面白かった

でもイデオンをぜんぶみるのは結構きつい。特にきついのはイデオンを映画だけ見て理解しようとすると、前編(接触編)と後編(発動編)で話がすっ飛ばされていて意味がわからない。つまり理解するにはテレビシリーズを全部見ないといけない。これが辛い。そしてイデオンのビームはシンゴジラでもガンバスターでも引用されている。

エヴァのラストはイデオンなので、まずイデオンを見ないと

藤原紀香がJ-PHONEのCM出てた頃、J-PHONEの本社に行くと女子社員が全員藤原紀香みたいな原色のスカートを履いていた記憶があって当時の藤原紀香を検索すると、ぜんぜん原色のスカート履いてなくて人間の記憶はやばいくらい適当だなと絶望する

「オリジナルなんて作れない」が庵野作品の出発点で、「だから自分が見てきたもののパッチワークで自分が面白いと思うものを作る」というのが少なくとも旧劇のエヴァの時の考え方。もちろん還暦になって考え方が変わってる可能性はあるが、むしろゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーと作っているところを見ると原点回帰だよね

謎の円盤UFOとか、復刻されてて追いかけられるものもあるけど、基本的には絶版になってる本が多いので全部追っかけるのは難しい

あの世代(今還暦の世代)が夢中になって読んだSFの要素が全部詰まってる。逆にいうと、あの世代の人じゃないと基本的に元ネタを知らないのが普通

小松左京映画や市川崑映画からはカメラアングルやガジェットの引用が多い。出てくる概念についてはSF小説が多い。シン・エヴァのクライマックスなんかは小松左京の映像化不可能と言われた作品「ゴルディアスの結び目」っぽい

スキゾ・エヴァンゲリオンとパラノ・エヴァンゲリオンを読むと本人がそう言ってる。新鮮に感じられるのは単に元ネタを知らないだけという

トップに限らず庵野作品はみんなそう

トップをねらえ!は、いろんなアニメやSF小説や特撮を元ネタとして作られた二次創作的な作品なんだよなー

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グルドン

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